余所者-よそもの-【 3 】




そうして、私はシドの元に残り。

数週間。


──ある日の朝。


眠れないシドに、ベッド脇で話し相手になっていた。


ふと、部屋に差し込んだ朝日。

窓の外を見る。


「見て、シド。空が綺麗」


シドはまだ私のことしか見ない。

外にだって興味はない。


感想なんて、返ってこない。


「ほんとだな」


だから、驚いた。


「……え?」

「外はもう寒いのか?」


シドを振り返った。

信じられない、そんな顔をしていると思う。


「なんだ、その顔」


シドの指先が、私の鼻先を軽く撫でた。


「だって……嬉しい」

「お前はこんなことで喜ぶのか」


シドの視線がゆっくりと私を通り越して。

もう一度、窓の外へ向いた。



「かわいそうな女だな」