余所者-よそもの-【 3 】



私はマンションへと帰った。

アオイと多夜が、言葉なく迎えてくれた。


「夜ごはん、作るね」


シドを生かそうとしている人は、私だけじゃない。


アオイも、多夜も。


それから。

野間だって、命がけで手を差し伸べている。


そんな野間にも、ユキや千景が手を差し伸べていた。


自分がどうするのが正解なのかなんて、答えは出せない。


でも。

もう少しだけ。


シドを。

シドに手を伸ばす人たちを、信じてみようと思った。