余所者-よそもの-【 3 】




それからさらに数週間──……


シドは少しずつ。
本当に少しずつ、こちらに戻ってきた。


水を渡せば、自分で手に持ち、口に運ぶ。

煙草を持たせれば、自分で吸う。

手を握れば、握り返してくる。


生きる意志が、戻ってくる。


そんな中で。

ようやく聞くことの叶った、シドの声。


私への第一声は、


「なんで……ここにいる」




罪悪感に満ちた言葉だった。