余所者-よそもの-【 3 】




「どうしても」


カナコの、その声は。

今にも消えてしまいそうに震えていた。


「……どうしても。消えないんです」

「紫藤と、死んだお前の男は別人だ」

「わかってます」

「………」

「だけど、放っておけない」


紫藤に監禁され、身体も心も壊されて。

回復した後も、悪夢を見るほど苦しみ続けた。


「……イラつく」


なのに、なんで。

どうして、そうなる。


「少しは、お前のことを理解した気でいた」

「ごめんなさい……」

「でも、やっぱりわからない」


どうやったって、わからない。


「お前は変わらない」


変わって、くれない。