――バァン……!!
Re:bidoに、破壊音が響き渡った。
ユキは、潤の報告とおよそ同時にRe:bidoに到着していた。
苛立ち、焦燥。
そのすべてを叩きつけるように、扉を蹴破った。
そこはかつて、カナコを苦しめた場所。
Re:bido奥の、個室。
そこにも、紫藤はいなかった。
しかし。
「………」
一人、いた。
ベッドの上に静かに腰かけた、少女。
じっとユキを見つめている。
「――その様子。……多夜に、カナコを取られたか」
ユキの表情一つで、すべてを察したような口ぶり。
「お前は、なんだ」
そこにいたのは、髪を一つ結びにした若い女。
首からは、大きな一眼レフカメラを提げている。
――アオイ。


