余所者-よそもの-【 3 】



ドン!ドン!と、サンコンの身体越しに伝わり続ける、衝撃。


執拗な、多夜の攻撃。

カナコは大きな背中に手を伸ばした。


せめて多夜の手足がサンコンに直接当たらないように、咄嗟に手で塞ごうと思った。

けれど濡れた脇腹に手が触れると、喉が干上がり、全身が冷えた気がした。


血が、溢れている。

するとその手は外から掴み上げられ、ぐいぐいと引っ張られる。


多夜だ。

声が、降ってくる。


「女。来い」

「………」

「刺すぞ。もう一度」

「……やめてっ」


「だったら……来い!!!」


その多夜の切羽詰まったような冷たい大声と共に。

ひと際大きな蹴り。

サンコンの身体が大きく揺れた。