チラリと見えたタグに印字された金額は、ゼロの数が明らかにおかしい。
(一着10万円以上するハイブランドの服が、10着以上……!? どこの銀座のホステスだよ!!)
女子高生、しかも普段はパーカーに短パンで過ごしている玲美が着るような代物じゃねぇ。若の金銭感覚は完全にバグっている。
そもそも、40度近い高熱を出して胃腸も弱っている病人に、バターや砂糖がたっぷりの高級スイーツなんか食えるわけねぇだろ。
(若……あんた、不器用とかそういう次元通り越して、ただのズレた金持ちのパトロンみたいになってんぞ……)
そんな俺の的確すぎるツッコミは、当然この凶悪な極道の右腕を前にして口に出せるはずもなく、俺はただ顔を引きつらせて愛想笑いを浮かべるしかなかった。
「か、魁……ごめんなさい。私、自己管理も、できてなくて……」
寝室の方から、熱に浮かされた玲美の掠れた声が聞こえ、俺と大樹の兄貴も急いでそちらへ向かった。
(一着10万円以上するハイブランドの服が、10着以上……!? どこの銀座のホステスだよ!!)
女子高生、しかも普段はパーカーに短パンで過ごしている玲美が着るような代物じゃねぇ。若の金銭感覚は完全にバグっている。
そもそも、40度近い高熱を出して胃腸も弱っている病人に、バターや砂糖がたっぷりの高級スイーツなんか食えるわけねぇだろ。
(若……あんた、不器用とかそういう次元通り越して、ただのズレた金持ちのパトロンみたいになってんぞ……)
そんな俺の的確すぎるツッコミは、当然この凶悪な極道の右腕を前にして口に出せるはずもなく、俺はただ顔を引きつらせて愛想笑いを浮かべるしかなかった。
「か、魁……ごめんなさい。私、自己管理も、できてなくて……」
寝室の方から、熱に浮かされた玲美の掠れた声が聞こえ、俺と大樹の兄貴も急いでそちらへ向かった。

