その日の夜

体調が悪くて休んだのでお見舞いに来てくれた






『最近どうしたの？よく休むね？大丈夫？』

『…うん』

『どうしたの？』

『あのね淕飛…あたしね？』

『うん』



私は泣いてしまった


泣かないって決めたのに。現実から逃げないって決めたのに逃げようとしてる自分が憎く感じた






『大丈夫？ゆっくり話して。』

『うん。…あたしね淕飛の…赤ちゃんが出来た。』

『…』

『…ごめん』

『俺……い…よ』

『えっ？』

『俺…嬉しい』

『えっ？本当に？』

『うん！璃亜の子供で嬉しくないわけないじゃん！』

また涙が出た
でもさっきの涙とは違って幸せすぎて出てきた