素良に抱かれた。


涙で顔がぐしゃぐしゃになった。


「歩来 俺さ、来年戻ってくるから
それまで待ってて。」


「ずっと待ってたんだもん
あと一年もないんだから
待てるに決まってる。」


「愛してるよ。
歩来・・・・・・」


「嬉しい。
素良を好きになってよかった。
この腕の中がこんなに幸せだなんて。」


「俺だって・・・・
今は柔らかさが物足りないけど
歩来がそばにいてくれたら
俺はそれだけで幸せなんだ。」



何度も何度も
だきあって幸せをかみしめた。


「回り道したから
こうやっていられることが
どんなに素敵なんだろう・・・・って」



  愛って素敵ね

  いつまでもそばにいてね