大嫌いだった千鶴
千鶴も私が大嫌いだった
今一番分かり合える友人になった。

千鶴は新しい恋に夢中
彼氏の話を
幸せそうに話してくれる
時にこっちが恥ずかしくなるような
ラブラブな話

「うらやましいな~」

「歩来ももう新しい恋したら?」

「私?まだまだいいかな~」

「若い時期はあっという間に終わるのに
もったいないよ~
恋しよう!!
まだ素良が忘れられないの?」


「うん・・・・・
どうにもならないんだけどね~
素良以上の人が
現れるまで気長に待つわ
勉強しながら~」

「歩来は、一途だね~」


素良とはもう会うことはないだろう
忘れるまでには
もう少し時間がかかりそうだ。
赤い糸をまだ
誰にもからめないで
まっすぐ伸ばしておこうと
私は決めていた。



あせらず
後悔しないように・・・・・
今するべきことを
していこう


新しい恋がはじまるまで・・・・