「メリークリスマ~ス!!」

私の口にケーキをねじ込んだ。

ゴホッ…ゴホッ…!!!



きゃははは~


けたたましい笑い声

私はケーキの甘さの中に
苦さ辛さ酸っぱさ
全ての味を味覚で感じて
はき出した。


「汚いんだよ~!!!」

はき出したところに
顔を足で押さえつけられて
顔中ケーキだらけになった。


「マジウケるんだけど~!!!」


   コノヤロー


私はそのケーキを手で握って
千鶴の顔に叩きつけた。


「キャー!!」

だてにキカナイ弟と体使って
遊んでないわ。


千鶴の長い髪の毛をわしづかみにした。

あとは無我夢中だった。
私たちは奇声を発して
殴り合った。



5人相手にして
負けるのは私に決まってた。
それでもそれなりに
痛手を負わせた・・・・


「あんたさ、そーいう卑怯なとこ
顔に出てるんだよ。
だから男も逃げ出すんだわ。」

訳分からない言葉を発しながら
フラフラしてそこを出てきた。


顔も洋服もケーキだらけだった。


  最悪・・・・