陽介から聞いていた。
治樹が女を連れてきたら
すごいことしてるって…。


「ハルが好きになってくれるんなら
いいよ・・・。」

「マジ?そんなんでいーの?
俺やったらすぐポイだし。
いくら幼馴染だって~」

そう言って耳元に息をかけた。


キュ~~~ン

このくすぐったくて熱い感覚に
春江は体を硬くした。


「いーよ。
だって好きなんんだもん。」


しばらく治樹は春江を見つめていた。


「ばーか、おまえに発情しないから~」
そう言って乱暴に身体を離した。


「どーして?ダメなの?」

「おまえは相棒だからな~
早く帰れよ。」

そう言って部屋から出ていった。

春江は恥ずかしさと情けなさで
逃げるように家を出ていった。