「うわ~きれいにしてるじゃん!」

部屋に入って私はおどろいた。


「だろ?えらいっしょ?」

「絶対、汚いと思ってたから
びっくりした~」


「まあ、座って、座って……」
私をソファーに座らせた。


「なんか、いい匂いするけど?」

「部屋中、充満してるもんな。」

そう言って、カレーとサラダを出してくれた。

「すっごい!それもスープカレーじゃん!
ほんとにすごい、いい匂い~」

興奮する私に
嬉しそうな芳樹


「たべよ~いただきま~す!!」


私は、感動で
パクパク、モリモリ
夢中で食べた。

「おいし~い!!」


「芳樹、食べないの?」
ニコニコしていて進まない食事

「歩来の食べるとこ
可愛い~美味しそうに食べるんだな。」


私は我に帰った。

「やだ、私夢中で…
だって、本来食べるの大好きなの。
だから、ふとってるんだもん~。
芳樹も、あったかいうちに
食べないと!!
こんなにおいしいんだから~」

芳樹の口にカレーを運んだ。

「あ~ん」

芳樹は照れたように口を開けた。

「あ~幸せ!!
こんな美味しいもの食べられて~」


私を見て
芳樹が笑った。