弟の笑顔に救われた。

  あんたもいつか男になるんだね

まだ、まだ幼い弟が
とても可愛く思えた。


次の日朝早くメールがきた。


   昨日は ごめん
   なんか俺かっこわるい
   今一番大嫌いな自分
   ほんと ごめん

素良のメール
いつもの素良…より
素直な素良だった。



    わかった


一言メールをかえした。


嫉妬なの?
素良は、私のことどう思ってる?


聞きたい気持ちを
ひとことだけに我慢した。


おかあさんが、怒っていた様子だから
早く起きて
部屋のかた付けをした。



昨日の汚い芳樹の部屋を磨き上げた
自信が、自分の部屋もピカピカにした。


暑くてベタベタ


シャワーをしに浴室に入った。

鏡に映った昨日のキスマークは
紅色だった。


白い肌に
バラの花びらのように
点々とあった。


胸を見られた…

思い出しても恥ずかしかった。


芳樹とも
刺激的な出来事があった。


私はどうなるんだろう・・・・
このまま二人とこんなことしてたら
頭がおかしくなる


でもどっちも
もう離したくない


素良も芳樹も・・・・


ずるい女になっていく