みんなの目が前に注目してるときだった
窓側から
素良が私の左膝を静かに撫ぜた。


   !?

みんながその流れで大爆笑している

私の足をこちょばしながら
何事もない背中

素良はイスをめいっぱい後にさげた。


私は、素良に短い脚を思いっきり
近づける。 



この短い脚が憎い・・・



それから、私は
こっそりその行為を楽しんだ。

それは、千鶴とさんざん見せつけられた後に
してくれる
素良の行為だった。


仲良くする姿はつらかったけど
その後で必ず
してくれる……
私は、心待ちにした。


だから、どんなにつらくても
素良が私を忘れてない
その行為が私を救ってくれる



素良は、悪魔?
それとも天使?


私は、素良の魔術に堕ちていく

みんなが気がつかない
千鶴が知らない

秘密の行為


背中に発情してしまう。


   キスしたい、素良・・・


 

メールした。


携帯を見た素良が
私の膝にマルを書いた。



   やった~~~


放課後が楽しみだった。


   席替え・・・・
   幸せ・・・・・

周りの目を盗む行為が
ヒヤヒヤしながらも
私たちを楽しませる。


秘密の時間がまた増えた。