千鶴は、私を一瞥した。

「後、マジ最悪…」

  私だって最悪 超×1000000

ひとつひとつ
離れている席を千鶴が
近づけた。


先生が
「千鶴、お前だけなんで曲がってるんだ?」
と言った。

  ほんと、ほんと
  なんとか言ってやって

「え~だってぇ~素良に近づきたいもん。」

甘え腐ったその声、表情

  先生、きつく注意して

「人の恋路を邪魔するなってことか?」

「よくわかりました、先生~
邪魔しちゃいけません。いい子してあげるから。」

「千鶴には、かなわんな。
龍崎、せいぜい仲良くな。
後の松本に迷惑かけるなよ。」


   おい!それでいいのか?


「松本さんには、恋って素敵よって
教えてあげます~」


みんなが爆笑した。



   怒  怒  怒



   いったいなんなの
   こいつは、先生までこいつの言いなり?


「松本、辛かったら言えよ。
席、前に変えてやるからな。」


   のーてんきにこの役立たず




この女

もう絶対にゆるさない!!

私の頭は噴火しそうだった。