しかし…そんな幸せな時間なんて、続くはずがなくて。



そう、夏休みが終わりを告げるのと同時に、私は両親から外泊禁止命令が入ったのだ。




『若い娘が、男の家に入り浸るなんてとんでもない!君もうちの娘が大切なら。しかも学生なんだから考えて行動をしてくれ!』





お盆も過ぎた頃に、私の父親にカズキは、叱られたのだった。





父親の説教にもカズキは、嫌な顔せず素直に聴き入れていて、ただ黙って、しっかり父親を見据えて話を聞いていた。







私は、カズキの側にいたい…。

高校なんて…

辞めてしまいたいなぁ…