一通り、物が整理されると、お母さんは仕事があるからと言う事で帰って行った。
カズキの新居に来て、手伝いをしていたら、あっというまに夕方になっちゃたみたい。
「私もそろそろ行かなきゃ」
そう告げるとカズキは、とたんに寂しげな表情を見せる。
「ごめんね。また明日来るから」
「ああ、気にするな。また明日な。」
口にはしないけど、カズキは物凄い、さみしがりやな気がするんだよね。
もっと側にいたいけど、これからまた、違う形で側にいれるから…
今日はこれで我慢しなきゃね。
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