カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編

静かに寝息をたてて舞は、眠っているようだった。

できるだけ静かに、ベットを抜け出し熱いシャワーを浴び、黒い少し光沢のあるシャツを胸元まであけ、ジーンズのチャックを上げた。

ぶっちゃけ、行きたくねぇし…



まして、俺の女を置いて行くなんて…



約束は…破る為にあるって昔聞いた事があるけど全くその通だと思う…。

マジでだりぃ…


俺の心を見透かすように、あみからの携帯が鳴った。

「はい。」

『あみだよ~ん。今日さ、あたしの他に山崎さんもいいかな?』

「はぁ??!」




なんだよ…それ…



ちゃっちゃと帰れねぇじゃんかよ…

まためんどくせぇ奴と、一緒かよ…。