カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編

「仕事…どうしたの?大工辞めたんでしょ?」

不安な表情で見つめている。

緩くウェーブのかかった髪を指をからませながら、考え込んでしまった。

今ここで話すべきなんだろうか?

でも、舞はきっと答えを知りたがっているんだろうなぁ…。

艶やかな唇が、語りかけてくる。

<あなたは何をしているの?>と…


「今はまだ、言えないなぁ。わりぃな…。

でも、お前は心配するな。大丈夫だから。」

ごまかす様に舞の唇を塞いだ。

愛しい、俺の舞…

どうかこのまま…

促されるままに、舞は白い肌をあらわにする。


熱を帯びるこどに体中、華開くようにピンクに染まっていった。

可愛い舞…

奮えながら縋り付く、両手を背中に感じながら高みへと昇りつめていった。