カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編

「ねぇ…?なに難しい顔してんの?」

急に話しかけてきたのは、長い髪を赤いリボンで結んでいるほうだった。


「あんた…誰だったっけ?」



普通ならこんなあしらいを受けたら、怒りだすはずだがこの女は、クスリと笑いながら




「あみだよ?忘れないでね?カズキ君」




全く変わった女だよ…