カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜後編

1時間かけて、着いたカラオケボックス。

車ごとボックス前に止める。

室内は外からまる見え。


なんだか動物園にいる、猿みてぇだな…

まる見えだなんて。

ボックスとは別に派手な看板の付いた手続き場所へ向かい、少しケツのぷりぷりした、ねーちゃんに案内してもらった。

「好きなもの何でも頼んでな?」

リサが隣に座ったせいだろうか?

山崎はいつになくテンションが高い…。

嫌な予感がしたんだ…

山崎は見栄をはり、酒に手をのばした。

女達もそんな事はおかまいなしと言うように、酒とカラオケを楽しみだしていた。