知らなかった。

とても仲がよい夫婦だけに、私もそうでありたいと願うような夫婦だったから…




「だから…わかってね?

私も舞の親ですもの。

幸せを願ってるのよ。

この先、カズキ君との仲がダメになってしまったら、彼とはそう言う、運命。
赤い糸で結ばれては、いなかっただけなのよ。

それでも、想い合えるのなら彼が相手なのよ。


その時は、結婚したらいいわ。


今の勢いに…感情に流されてはダメよ。


まだ幼すぎるから。

親として、舞を守り通す
義務と責任と、愛があるから」






もう…




どうしようもできない…




そう感じた言葉だった