ヘナヘナとその場に座り込んでしまった。

だって…せっかくきたのに用事があるって…

それってひどくない?

私何かしたのかな?

嫌われるような事しちゃったかな…

少し違和感のある部屋を見渡すと…

部屋の片隅で仕事道具、そう大工道具が無造作に押しやられていた。

どうしてこんな風にしてるの?

茶色い袋からノミが、剥き出しのまま顔をのぞかせている。

それらをホコリを払いながら、再び袋の中にもどした。



ひょっとして…

カズキ…仕事辞めたのかな?








じゃぁ…
そしたらどんな仕事をしてるんだろ?