さっきの雨が…やがて…



雪にかわっていった…



「雪…」




次々に舞い降りる雪を一人見つめながらゆっくりと、カズキの家の玄関の横に毛布を入れた袋を静かに置いた。




一瞬…手が一瞬…





家のドアノブに手をかけそうになる。





-だめもう…逢ってはいけない人…