アイドル学園Ⅶ〜Brillo Estrella ー After Story ー〜


病室に入ると、白いベッドと簡素な棚
テレビや俺が寝泊まりできる簡易ベッドが置かれていた

静かすぎて、現実感が少し薄い空間だった

舞はゆっくりベッドに腰を下ろす
そして…俺が支えて寝転ばせる

舞「……ここに…しばらくいるんだね…」

璃也「あぁ」

舞「……変な感じ……」

璃也「すぐ慣れる」

舞「そうかな…」

璃也「いずれそうなるさ(笑)」

舞「ずっと一緒にいてくれる?」

璃也「仕事の時以外はな」

優しく、そっと…
舞の頭を撫でる

舞「ありがとう」

璃也「どういたしまして」

さっき車から取ってきたバッグを開けて、簡素な棚に入れていく

タオル、パジャマ、スマホ、充電器…
無駄が一つもない動き

どうやら母さんも俺達四つ子を妊娠して同じ状況だったらしい…
完全に母さんの受け売りだ…

ちなみにこの産婦人科は、伝説の8人の子供が産まれた病院でもある…
つまり、ダイヤや彩雫華、Vanpaires…
従妹達…Love💗RiverやLove💗Wing
そして、俺達愛咲四兄弟が産まれた病院だ

舞「璃也くん」

璃也「ん?」

舞「ありがとう」

璃也「あぁ、ゆっくり休め」

舞が少しだけ笑う

でもその笑いは、すぐに静かな呼吸に溶けていった

璃也「じゃぁ俺、手続きと母さんへの連絡でもう一度行ってくる」

舞「うん……」

璃也「大丈夫だ、すぐ戻る」

舞「うん…待ってる」

扉が閉まる直前、俺は一度だけ振り返ると…
舞は小さく手を振っていた

璃也「……絶対、離れねぇからな」