新太の家に移動したあとは、彼の部屋で4人、賑やかに過ごしていた。
男の子の部屋に入るのはなんだか少し緊張したけれど、本棚にずらりと並んだマンガや、ちょっと散らかったゲームのコントローラーを見ていたら、いつの間にかいつものリラックスした空気に戻っていた。
ゲームがひと区切りついたところで、美波が楽しそうに言いだした。
「ねえ、みんなで王様ゲームしない?」
私たちの高校では女子も男子も関係なく、集まると王様ゲームをするのが流行っていた。
私を含めた全員が、すぐに「いいね!」「やろうよ!」と賛成する。
「王様から言われたことは、絶対に絶対だからね!!」
そんなお決まりのルールを確認し合って、私たちは王様ゲームを始めることになった。
新太が筒のような入れ物と割り箸を4本用意してくれた。3本の箸の先には『1〜3』の数字を書き、残りの1本の先だけを赤色のペンで塗りつぶす。
それが王様の印だ。
準備ができたら、さっそくゲームスタート。
筒の中に割り箸を入れ、シャカシャカと軽く混ぜてから、それぞれ目を閉じてせーので割り箸を引いていく。
手元の数字をそっと確認する。
「王様だーれだ!!」
全員の掛け声とともに、赤く塗られた箸を突き出したのは――勇斗だった。
「じゃあ……1番が、3番の第一印象を伝えること!」
ニヤリと不敵に笑う王様の勇斗。
確認してみると、1番を引いたのは美波、そして3番は新太だった。
「んー、新太の第一印象かぁ……」
美波はあごに手を当てて、少し意地悪そうに新太を見た。
「なんかさ……女たらし! チャラくて遊んでそう! って思った気がする」
堪えきれないといった様子で吹き出す美波に、新太が目を丸くする。
「あ、今はそんなこと思ってないよ!?」
慌ててフォローを入れる美波の言葉に、私は思わず心の中で深く頷いてしまった。
実は私も、新太のことは以前からそんなふうに思っていたのだ。学校でも「新太は経験豊富で、かなり遊んでいるらしい」なんていう噂を女子たちの間で耳にしたことがあったからだ。
「おい! 女たらしじゃねーわ! 遊んでねーわ! 印象めちゃくちゃ悪いじゃねーかよ!!」
真っ赤になって大声で抗議する新太に、部屋中が大きなどっとした笑い声に包まれる。
そんな感じで、ゲームはどんどんヒートアップしていった。
私と美波が真面目な顔でカチカチの握手をさせられたかと思えば、次は新太と勇斗がペアになった。
「なんで俺らが!」
「新太、お前貧弱すぎ。もっとしっかり背負えって」
「うっせーな! 勇斗がデカいだけだろ!」
文句を言い合いながらも、勇斗を背負ってフラフラと立ち上がる新太の姿に、私と美波はお腹を抱えて笑った。
私たちは王様ゲームを全力で楽しみながら、何度も何度もゲームを繰り返していった。
男の子の部屋に入るのはなんだか少し緊張したけれど、本棚にずらりと並んだマンガや、ちょっと散らかったゲームのコントローラーを見ていたら、いつの間にかいつものリラックスした空気に戻っていた。
ゲームがひと区切りついたところで、美波が楽しそうに言いだした。
「ねえ、みんなで王様ゲームしない?」
私たちの高校では女子も男子も関係なく、集まると王様ゲームをするのが流行っていた。
私を含めた全員が、すぐに「いいね!」「やろうよ!」と賛成する。
「王様から言われたことは、絶対に絶対だからね!!」
そんなお決まりのルールを確認し合って、私たちは王様ゲームを始めることになった。
新太が筒のような入れ物と割り箸を4本用意してくれた。3本の箸の先には『1〜3』の数字を書き、残りの1本の先だけを赤色のペンで塗りつぶす。
それが王様の印だ。
準備ができたら、さっそくゲームスタート。
筒の中に割り箸を入れ、シャカシャカと軽く混ぜてから、それぞれ目を閉じてせーので割り箸を引いていく。
手元の数字をそっと確認する。
「王様だーれだ!!」
全員の掛け声とともに、赤く塗られた箸を突き出したのは――勇斗だった。
「じゃあ……1番が、3番の第一印象を伝えること!」
ニヤリと不敵に笑う王様の勇斗。
確認してみると、1番を引いたのは美波、そして3番は新太だった。
「んー、新太の第一印象かぁ……」
美波はあごに手を当てて、少し意地悪そうに新太を見た。
「なんかさ……女たらし! チャラくて遊んでそう! って思った気がする」
堪えきれないといった様子で吹き出す美波に、新太が目を丸くする。
「あ、今はそんなこと思ってないよ!?」
慌ててフォローを入れる美波の言葉に、私は思わず心の中で深く頷いてしまった。
実は私も、新太のことは以前からそんなふうに思っていたのだ。学校でも「新太は経験豊富で、かなり遊んでいるらしい」なんていう噂を女子たちの間で耳にしたことがあったからだ。
「おい! 女たらしじゃねーわ! 遊んでねーわ! 印象めちゃくちゃ悪いじゃねーかよ!!」
真っ赤になって大声で抗議する新太に、部屋中が大きなどっとした笑い声に包まれる。
そんな感じで、ゲームはどんどんヒートアップしていった。
私と美波が真面目な顔でカチカチの握手をさせられたかと思えば、次は新太と勇斗がペアになった。
「なんで俺らが!」
「新太、お前貧弱すぎ。もっとしっかり背負えって」
「うっせーな! 勇斗がデカいだけだろ!」
文句を言い合いながらも、勇斗を背負ってフラフラと立ち上がる新太の姿に、私と美波はお腹を抱えて笑った。
私たちは王様ゲームを全力で楽しみながら、何度も何度もゲームを繰り返していった。
