君といた日々。

18
フィオナが言った「そうだね。」は、何故だか胸の奥に引っかかった。

フィオナは窓の外を眺めたまま。

少し、悲しそうにしていた。

何かあったのかな…

少し心配になっていると、沈黙を破るように、フィオナがまた話し始めた。

「…確かね?この絵本に書かれてる伝説の年に、大おばあちゃんが産まれたの。」

「えっ…?!そうなの?!」

「んふふっそう!」

今日は、とても衝撃的なことを聞くことが多い日だ。

確かに、人魚に寿命というものは無いが、まさか伝説の年に産まれたとは思ってもいなかった。

「ねぇ、今から会いに行かない?」

「今から…?!」

フィオナは、驚いて固まっている僕を、手をぶんぶんと振り回しながらそう言った。

とてもわくわくしている表情だ。