君といた日々。

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「少し悲しいけど、こうやって私達の未来を守ってくれた人達がいるって分かるのは、嬉しいよね。」

「…そうだね。それに、今だって泊翼隊がいる。何かあれば直ぐに駆けつけてくれるし、魔法学校の人達も来てくれる。」

フィオナは大事そうに、絵本を両腕で抱えている。

どうやら、思い出が詰まった絵本のようだ。

「こういう絵本とか小説を読むと、毎回ね。」

僕より少し小さい、フィオナの手を取って、羽を両手で包むように、優しく握った。

「ずっと、平和でありますようにって、願ってる。」

僕が目を見て言うと、フィオナは綺麗な水色の瞳を細めながら、微笑み、窓から室内に入ってくる陽の光を見た。

「そうだね。」

返ってきた返事はそれだけだった。

その一言だけだった。

はずなのに。