君といた日々。

13
父さんが少しやってくれてたのもあってか、いつもより早く終わった気がする。

「父さん!終わったよ!」

「早っ…?!ちゃんとやったのか?」

自己最新記録かもしれない。

父さんがびっくりしているから、やっぱり早かったのだろう。

「うん!ちゃんとやったよ。」

僕がそう言うと、父さんが頭を撫でてくれた。

もう10歳になるけど、まだ頭を撫でられるのは嬉しい。

「…そうか。ありがとう。もう行っていいぞ?」

「は〜い!」

僕は今まで図書館の中を走ったことは無かった。

でも今は、フィオナを待たせている。

初めてだけど、少しワクワクするような気持ちになった。

周りを見ながら走っていると、昔話の絵本コーナーの前で、ペタンと座って絵本を読んでいるフィオナを見つけた。

「フィオナ!」

「あ、お帰り!」