君といた日々。

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その瞬間、外の暑さとは程遠い冷えた空気が、僕達の体を包んだ。

「うばっ!涼しくてびっくり…!」

「確か、氷魔法で涼しくなってるんだっけ?」

氷魔法は、部屋を涼しくする為にも使われていて、毎年夏になると魔法使いが各家にやってくる。

涼しくするには、「氷晶石」という魔法石が必要
で、それに魔法を掛けると、部屋中に涼しい空気が広がる。

「まだまだ知らないこと…いっぱいだね!」

フィオナが両手を大きく広げながら、幸せそうに言った。

「ふふっ、そうだね。」 

僕がそう答えると、父さんの声がした。

「いらっしゃい。あれ、シェイドか!」

「父さん!手伝いに来たよ!」

「そうかそうか!あれ、君は?」

「…はじめまして!フィオナです。」

「あぁ!」

少し緊張が混じった声でフィオナが自己紹介をする。

家に行った時と同様、人魚だからといって拒絶されるのを恐れているのかもしれない。

父さんはそれを察したのか、優しくて明るい笑顔を浮かべながら、フィオナに手を差し出した。

「君が言ってた人魚の子だね?はじめまして!」

フィオナは父さんの反応を見て、安心したような表情をし、握手をした。