あの時間を忘れる方法が あるなら

「お疲れ様でした」

業務を終えてからエレベーターを待っていると、スマホが振動したので画面を見るとメールが届いたので開いた

【明日のパーティーのドレスなど一式とヘアメイクを知り合いに頼んだ。明日の14時に今から送る場所に行っておいで】

柊さん‥‥

ドレスなら前に頂いた物があるのに、わざわざ用意して下さったんだ‥‥

直接話せない中で届くメール1つがとても愛しくて本当なら直接お礼が伝えたかったがメールでお礼の文面を伝えた


『本当に素敵で良くお似合いです。』

次の日の土曜日、指定された場所に向かうとそこは高級なプライベート専用サロンで、久しぶりに全身のエステを施された後ヘアメイク、ネイルケアを終え用意されたドレスに身を包んだ

鏡に映る自分が魔法にでもかかったかのように変身させられ、以前莉奈さんとしてドレスアップした時よりナチュラルメイクで髪も短いのに女性らしくて大人っぽい姿に感動してしまう

これが‥‥私?

『ヘアスタイルはタイトなドレスに合わせてシンプルに耳にかけて固めイヤリングが映えるようにして正解でしたね』

「見慣れなくて変な気分です‥」

マーメイドラインのドレスは肩が全て出てはいるもののレース部分のおかげで品があり色も優しいピンクベージュカラーで可愛らしい

柊さんがこれを私の為に選んだかと思うだけで顔が赤くなってしまいそうだったが、今からはビジネスとしてサポート出来るように気持ちを切り変えよう‥‥