あの時間を忘れる方法が あるなら

『結愛』

ドクン

『君がとても大切で愛しい‥‥これからもずっと側に居てくれないか?』

「ッ!!」

まるてプロポーズのような言葉に、本当にこれは夢なのかもしれないと思える

何度も諦めた‥‥‥

取り柄もない身代わりだった私が夢など見てはいけないと‥‥

でも‥‥夢じゃないなら答えてもいいのかな‥

言葉にしたいのに感情が追いつかず必死に首を縦に頷かせると、綺麗な顔がゆっくりと近づき柊さんの唇が私の唇に重なった

『フッ‥‥またその赤い顔を見れたな‥。
もっと早く君とこうしたかった‥‥』

「私も‥‥ッ‥柊さんが‥私を諦めないでいてくれたなんて本当に‥ッ‥夢みたいで‥んっ!」

お互い伝えれなかった気持ちを伝え合い、離れていた時間を埋めるように優しいキスの合間に柊さんは恥ずかしがる私を見つめては笑い、こめかみのあの傷にも優しく唇を触れさせた



『今日はこのままここに泊まって欲しい‥‥。
莉奈のことをまだ話さないといけないからね』

恥ずかしさが残りながらも柊さんとあの後デリバリーを頼み食事を済ませると、私の部屋に着替えも全て残っている事を教えてもらい、お風呂にゆっくり入らせて貰った

自分の感情を伝える事でいっぱいいっぱいだったが、柊さんが莉奈さんではなく助けてくれたのが私だと言った事を知るべきだ

子供の頃の私と柊さんしか知らないあの日の出来事をどうして莉奈さんが知っているのかと言うことも‥‥