大切な秘書‥‥
まだ仕事をしているというより、こなしている事に近い私にそんな言葉をくれるなんて‥‥
今の私には申し訳なさが勝ってしまって少しだけ苦しくなる
髪の毛を耳にかけると、私を見つめる柊さんの手がそっと私のこめかみに触れた
『‥‥この傷は?』
ドクン
少しひんやりとした人差し指がそこを撫でると、あの時の光景が思い浮かぶ
言ってもいいのだろうか‥‥
私が今から話す事がまるで柊さんの身に起こった事と同じ過ぎて信じてもらえないかもしれない‥‥
「‥子供の頃に山で転んでしまい縫ったんです。」
ピクっと柊さんの指が動き、私の髪を丁寧に耳にかけ直すと顔を近づけてそこをジッと見つめてきた
嘘は吐きたくなかったし、柊さんと莉奈さんの過去と偶々似ているだけで、隠す必要はないと思いながらも、柊さんから目が逸らせない
「ッ‥‥あ‥そ、その‥実は以前社長から子供の頃の話を聞いた時、私も同じような経験をしていて、あの時の男の子が無事に逃げられてたらいいなって‥」
ハッキリと顔は思い出せないけれど、いつも頭の片隅から離れないくらいの出来事だった
あんなに度胸があったのに、今なんて逃げる事ばかり考える臆病者になってしまったみたいだ
『その話‥詳しく聞かせてくれないか?』
えっ?
まだ仕事をしているというより、こなしている事に近い私にそんな言葉をくれるなんて‥‥
今の私には申し訳なさが勝ってしまって少しだけ苦しくなる
髪の毛を耳にかけると、私を見つめる柊さんの手がそっと私のこめかみに触れた
『‥‥この傷は?』
ドクン
少しひんやりとした人差し指がそこを撫でると、あの時の光景が思い浮かぶ
言ってもいいのだろうか‥‥
私が今から話す事がまるで柊さんの身に起こった事と同じ過ぎて信じてもらえないかもしれない‥‥
「‥子供の頃に山で転んでしまい縫ったんです。」
ピクっと柊さんの指が動き、私の髪を丁寧に耳にかけ直すと顔を近づけてそこをジッと見つめてきた
嘘は吐きたくなかったし、柊さんと莉奈さんの過去と偶々似ているだけで、隠す必要はないと思いながらも、柊さんから目が逸らせない
「ッ‥‥あ‥そ、その‥実は以前社長から子供の頃の話を聞いた時、私も同じような経験をしていて、あの時の男の子が無事に逃げられてたらいいなって‥」
ハッキリと顔は思い出せないけれど、いつも頭の片隅から離れないくらいの出来事だった
あんなに度胸があったのに、今なんて逃げる事ばかり考える臆病者になってしまったみたいだ
『その話‥詳しく聞かせてくれないか?』
えっ?



