ワガママ島娘とクールなお医者さんの恋

サツキside

コトハのおばちゃんの声だ

診察室から出ると、よっちゃんが薬を持って涙目で私に駆け寄ってきた

私はコトハのばあちゃんのことをずっとよっちゃんと呼んでいる

コトハのばあちゃんは、私のことをさっちゃんと呼ぶ

「さっちゃん、コトハは何かの病気なの?」

「病気?」

「ゴミ箱にこの薬が捨てられていて、喘息の薬ではないでしょ!コトハは、大丈夫なの?」

痔の薬だ…

ハァ〜やっぱり無理だったか

「ただの風邪薬よ」

「風邪ひいてたの…?」

「多分もう治ったから捨てちゃったのよ、心配しなくて大丈夫」

「よかった、いつもコトハを気にかけてくれてありがとね。私の前では弱音を吐かないからまた何かあったら助けてあげて」

「お互い様でしょ、薬は私の方で捨てておくわね」

薬を預かり、よっちゃんは帰っていった

コトハは、小さいことに両親を亡くしさっちゃんがここまでに1人で育ててきた

カナト「中身見せてください」

壁際にみていた先生に薬を渡す

「1回だけ使われてますね」

「痛くてできなかったんでしょうね」

「コトハさんを呼んでください」

「呼んでも来ないわよ」

「電話を俺に変わってください」

「先生が話しても変わらないと思うけど…」