ワガママ島娘とクールなお医者さんの恋

ナツトside

2人が部屋から出ていくと


看護師「本当に付き合っていないんですか?」

「らしいですね。でも、お似合いですよね」

「はい」

「付き合ってすぐに結婚しそうですね」
コトハside

待合室に戻ると、運良く背もたれが付いている椅子が1席空くが、背もたれがついていない元いた席が2席空いており、そこに座る

「あそこの背もたれがついている席に座った方が楽じゃないか?」

カナトさんが私の前に立って話しかけてくる

「嫌」

カナトさんが横に座ると腕に頭を寄せて、目を瞑る

こっちの方が楽だ

「ホテルは一泊いくらするの?」

「1万以上はするな」

「そうなんだ」

「どうした?」

「うつしたくないから…」

「うちに来るか?」

「私お金持ってないから、請求されても払えないよ」

「しない、お金に困ってない」

「いやみ!」

「はいはい」

「呼ばれたら起こして」

冗談だと思い寝た

数分後
「起きろ、呼ばれた」

「うん……」

そして結果は、インフルエンザだった

「点滴と吸入したくない」

「はいはい」

手を引っ張られ、別の部屋に移動されられる

「せめて吸入だけがいい」

「がんばろうな」

全く耳を傾けてくれない

部屋に入るとベッドがたくさん置かれてあり、一番端のベッドに横になるように言われ、仕方なく従う

看護師「点滴からしますね」

「もう少し時間を…」

「痛いのは一瞬だろ」
カナトさんは、体全体を私に密着してホールドし腕を抑えてきた

「チクッとしますよ」

私「待ってください」

「お願いします」

痛いっ!

「すみません、もう一度しますね」

多分失敗したんだ…

「この子、やりにくいですよね」

カナトさんがフォローしているが、私は泣きそうだ

今泣いたら余計看護師さんはやりにくいよね…

涙が出そうなのを我慢する

「チクッとしますね」

「んっ」

痛い……


「すみません、別の看護師さんに変わってもらいます」

看護師さんが部屋をでる

「もう嫌っ……だっ…」

涙が止まらない

何も言わずに背中をさすってくれている

さっきの方より年上の看護師さんがこられた


60代ぐらいにみえる

「ごめんね」

と言って早歩きで近づくと

私の腕に触り真剣にみている

「ん〜ここかな」

もう一度カナトさんにホールドされ腕を抑えられる

「チクッとするよ」

痛いっ…やっぱり痛いのは変わらない

「よし、できた」

カナト「ありがとうございます」

看護師「先生の彼女さんですか?」

「違います」

「そうなんですね、お似合いですよ〜今人手が足りなくて診察お願いすることはできないですか?」

カナトさんが私をみてくる

「仕事に行っていいよ……」

「ちゃんと吸入もしろよ、仕事終わったら迎えにいく」

「うん…」

カナトさんが出ていってしまった

本当は1人になりたくなかった

不安で怖い。

それから吸入は、口から離したら入れたりを繰り返しながらしたからバレたら怒られる

吸入が終わると点滴が終わるまで横になり寝た

ピピピピ

音がして目を覚ますと白衣をきたカナトさんが体温計をみている

「起きたな、服めくって」

えっ

何もせずにいると布団をとられ、服の下から聴診器を入れらる

早口で急いでいる

「戻していいよ、また来るからここで寝ていて」

「うん」

忙しそうだ。

私はまたすぐに眠ってしまった