ワガママ島娘とクールなお医者さんの恋

あっという間に病院に着き、待合室にはたくさんの人がいて背もたれのない椅子しか残っていない

受付でカナトさんが問診票を受け取り、椅子に座ると

カナトさんが私の背中に手をまわす

「肩に寄りかかれ」

「ありがとう」

身長が高いため肩ではなく腕に寄りかかる体勢になったが、楽だ

もう片方の手で問診票のその他の欄に色々書いてくれている



「食欲は?」

「ない…」

「昨日何食べた?」

「水」

「それは飲み物だろ」

「……」

「食べていないんだな、喘息で夜は眠れないか?」

「……」

「嘘つかずに答えろよ」

「うん…」

「最後にクリニックに行ったのはいつだ?」

「忘れた…診察されているみたい」

「診てもらう時に黙り込んで先生を困らせるだろ」

「もう寝る。どこにも行かないでよ…」

「腕を掴まれて行けるわけないだろ」


看護師さんが問診票をとりにきてくれた