ワガママ島娘とクールなお医者さんの恋

私が、カフェを出るとカナト先生が小走りで横に来た

「ねむれないのか?」

「ドラマにはまっちゃって」

「本当は?」

「えっ」


「違うだろ。怒らないから正直に答えろ」

「本当…」

「今日、君のばあちゃんが来てコトハが夜に咳き込んでいて眠れていないから助けて欲しいって頼まれた」

「大丈夫だから」

「苦しそうにしている孫をみて何もできないばあちゃんのことを考えろ、辛いぞ。どうせ1年でいなくなるんだからもっと弱音吐いて頼れ」

「……」

「喘息でねむれないんだろ?」

頭を縦にふる

「吸入機はもっているのか?」

「昔貰ったのがある」

「それを使ったのか?」

「うん」

「そうか、新しいの渡すから診療所に行こう」

「…診察するんでしょ」

「あぁ、痛いことはしないから安心しろ」

「怖い…」

「大丈夫」

手を引っ張られ、診療所につれていかれ、前に来た診察室の丸椅子すわる

「服めくって」

「…」

何もせずに固まってしまう

「ここまでこれただろ?偉いよ」

時々みせる優しさに戸惑う

「うん…っ」

服を少し捲ると服の中に手を入れられ胸を音をきいている

「戻していいよ」


「吸入するから、ここを咥えて」

言われた通りにすると煙が口の中に入ってくる

「苦しくてもやめるなよ」

「……」

「点滴もするから腕出して」

首を横にふって拒否する

「痛くないようにする」


首を横に振ってことわる

「終わってからにするからお得意の心の準備しといて」

「……」

それから吸入が終わるまでカナト先生はパソコンで仕事をしていた

吸入が終わると、点滴の準備をしているが私はやるとは一言も言っていない


「しない」

「ダメだ、腕出して」

「注射嫌いなの」

「それでもしないといけないだろ」

「……」

「わかった、ベッドに横になって落ち着いたらしような」

私は寝不足だった為ベッドに横になると寝てしまった