君の隣で、私になれた



「結花ちゃん優しい」

紅羽が言う。

「優しいってうか…」

結花ちゃんは笑う。

「好きなだけ」


「うわー」

紅羽が頭を抱える。

「無理無理、眩しい」

「黙れ恋愛脳」

新が呟く。

「うるさい」

2人を見て結花ちゃんが笑う。




みんなが笑っている。

私も笑った。



でも。


琉生の恋愛はやっぱり不思議。



好きだから付き合うんじゃなくて。

付き合いたいと言われたから付き合う。



私にはよく分からない。



だって。


好きじゃない人と付き合うなんて。

考えられないから。



少なくとも私にはできない。