ーー莉桜side.
それぞれのキャンパスライフ。
莉桜の場合。
学食で友達を待っていると琉生と会った。
少し話して琉生が戻っていった瞬間。
「莉桜ー!!」
聞き慣れた声がする。
振り返ると文学部の女子3人。
いつも一緒にいるメンバー。
「ごめんね!食券並んでて時間かかった!」
「全然、大丈夫!」
3人ともそのまま席に座ってみんなでランチ。
「ていうか!!」
そのうち1人がこちらへ身を乗り出してくる。
「さっき喋ってたの神崎琉生くんだよね!?」
「え?」
「経済の!」
「イケメンの!」
「大人気の!」
次は3方向から乗り出してくる。
「え、琉生?」
「名前呼び!?」
今度は呼び方?に驚かれる。
「仲良いの!?」
「まぁ普通に…」
「普通に!?」
いちいちリアクションが大きい。
「バイトが一緒だから」
一瞬沈黙。
「え!バイト!?」
「あのお洒落な居酒屋!?」
「まじ!?ずる!!!」
そして引き続き大きすぎるリアクション。
……、
「琉生ってそんな有名なの?」
そう言うと3人は顔を見合わせる。
「え?」
「うそ、知らないの?」
「まじで言ってる?」
と本気で驚かれてしまった。
「経済で知らない人いないレベルだよ?」
「いや、他の学部でもみんな知ってる」
「まず顔が良すぎるもん」
「めちゃくちゃモテてるよね」
琉生の話が次々と続く。
琉生たちは中庭に移動したのかいなくなってた。
「こないだうちの学部の子、一緒に飲んだらしいよ」
「えー!ずる!」
「いいなぁー」
「その子も言ってたけど距離近いのも沼だよね」
「分かる、イケメンなのに親しみやすい」
「それはさすがに好きになる」
「なる」
なぜか全員一致らしい。
「もし告白したら付き合ってくれるかな」
1人かそんなことを呟く。
「ワンチャンあるんじゃない?」
「彼女よく変わるらしいし」
「たしかに!断られはしなさそう、でも…」
「すぐ別れそう」
「それ」
「一瞬でも彼女になれたら嬉しいかも」
「なんなら神崎くんレベルならワンナイトでも」
「やめなさい」
みんなの会話に思わず笑ってしまう。
