君の隣で、私になれた



ーー琉生side.


料理も増えて。

酒も2杯目。


話題は自然と恋愛になった。



「まず莉桜!」

紅羽が笑う。

「湊くんとは順調?」

莉桜は頷く。


「最近はお互い忙しくて」

「前みたいには会えてはないかなぁ…」

「でも泊まったり、少し会ったりはしてる」

「社会人初日も……」

「羽田まで迎えに来てくれた」


「えー!」

紅羽が嬉しそうに笑う。

「相変わらず優しいね〜!」

「仕事帰りに会うことが多くて」

「ちゃんと出かけたりはできてないけど」

「それでも十分」

新が頷く。


俺はグラスを口に運ぶ。

「紅羽は?」

話を変える。

「ない!」

紅羽は即答。


「仕事しかない!誰か紹介して!」

「莉桜!パイロット紹介して!」

「えー?」

莉桜が困ったように笑う。

「まだ全然知らないから!」

「じゃあ知ったら!お願い!」

「考えとく」

「やった!」

紅羽は大喜び。


「でも。」

俺は少し笑って言う。

「お前どうせ顔で見るだろ」

「当たり前じゃん!」

即答。

「まずイケメン!」

「高身長!」

「あと年収!」


「理想高」

新が呆れる。

「夢くらい見させて!」

「紹介された側が可哀想」

俺は呆れたように笑って言う。


「なんでよ!ちゃんと好きになるもん!」

「それで毎回失敗してんなぁ」

「うるさい!」

紅羽から腕をバシッと叩かれる。

「いて。」


「紹介なら…」

新がぼそっと言う。

「まず紅羽の恋愛観から直した方が早い」

「新まで!?ひど!」


その様子を見て莉桜が笑う。

「でも。」

「紅羽ならすぐ彼氏できそうだけど」

「それ!莉桜だけ味方!」

「莉桜、甘やかすな」

「うるさい!」

みんなで笑う。