ーーー大学4年の夏。
ーー琉生side.
久しぶりのに4人で遊び来ていた。
川到着。
「川だーーー!!」
初っ端ハイテンションな紅羽。
「夏だーー!!」
そのハイテンションに乗っかる俺。
「まだ何も始まってない」
呆れたように突っ込む新。
「ふふっ」
その様子を見て笑う莉桜。
久々だけど俺たち4人はそのまま。
何も変わらない。
BBQ準備。
「肉焼けたぞー。」
焼けた肉を皿へ移す。
「焦げてる」
新が横から指摘してくる。
「これくらい平気だろ」
「じゃあ焦げたの全部お前」
「鬼畜!!」
「あんたら親子みたい。」
「新がお父さんで、琉生が息子」
笑いながら紅羽が言う。
「たしかに……」
莉桜が頷く。
「おい、納得すんな!」
笑い声。
ー一方…
「莉桜、これどう切るの?」
料理が壊滅的な紅羽と、
「これはね…、こうやって…」
慣れた手つきの莉桜。
「もー無理!莉桜助けてーー!!」
「えー」
結局全部。
莉桜が切ってる。
「莉桜に全部任せるな」
新が言う。
「紅羽も料理覚えろー」
後ろから乗っかる。
「お前だけは言うな!」
そしてなぜか俺だけ怒られる。
また笑いが起こる。
ーー食事。
4人で座る。
「そういえばさ。」
「最近どうなの?湊くんと!」
紅羽が莉桜の方へ身を乗り出す。
莉桜は少し照れた表情。
「最近すごい優しい…」
「湊いま忙しくてあんまり会えないけど」
「前よりいっぱい話すようになったし」
そして少し笑う。
「なんだろ…毎日すごく楽しい」
「きゃーー!惚気だ!めずらし!」
紅羽は目をキラキラさせて興奮気味。
「違う違う」
莉桜をそれを冷静に否定する。
それを見て新が笑う。
俺も笑う。
「ほんと良かったな」
本当にそう思った。
……なのに。
“毎日すごく楽しい”
その言葉だけ。
少し重く残った。
……。
なんで?
分からない。
