「で、また彼女変わったの?」
「違う違う」
琉生が首を横に振る。
「あれは彼女じゃない」
「え!絶対嘘!あれは彼女との距離感!」
「いや普通だったろ」
「普通じゃない!」
琉生はスマホを取り出す。
そして私たちに女の子の写メを見せてくる。
「こっちが彼女」
「え…」
それを見て紅羽が固まる。
「??」
どうしたんだろう。
「待って」
「ん?」
「先週見せてもらった彼女と違う…」
「そうだっけ」
「そうだよ!!」
紅羽の大声が響く。
「また変わってるじゃん!!」
「別にいいだろ」
「軽すぎ!適当すぎ!」
私は思わず笑う。
前に清楚な子が好きって言ってた。
だから意外と恋愛は派手じゃないのかな?
そう思ってた。
でも全然そんなことなかった。
「すごい。モテモテだ…」
「まあな」
「腹立つ!」
「素直かよ」
笑いが絶えない。
「それにしても軽すぎる」
紅羽が大きなため息をつく。
「向こうから告白されたら付き合うじゃん?」
「え、それで付き合うの?」
「うん」
「好きじゃなくても?」
「…嫌いじゃなかったら?」
どうしよう。
私にはまったく理解できない。
「意味分かんない」
紅羽が言う。
「私も」
思わず大きくそれに頷く。
「でもなんで毎回続かないの?」
「わかんね、毎回フラれる側だし」
「それ!それが謎なの!」
すると、
「いや、謎でもない」
新が口を開いた。
全員が新の方を見て次の言葉を待つ。
「理由は単純」
「琉生が彼氏らしいことをしないから」
「は、してるだろ!」
「お前がしてるのは彼氏じゃなくてセフレ」
「おい、言い方」
「事実だろ」
…厳しい。
でも新が言ってることはおそらく正しい。
