ーーー大学3年の秋後半。
4人のグループLINEで内々定の報告。
ーー紅羽。
『受かったーーーー!!!』
スタンプ連打。
ーー新。
『内々定もらった』
一文。
紅羽
『短っ!!』
ーー莉桜。
『内々定いただきました!』
紅羽
『すごい!CAーー!!!』
ーー琉生。
既読だけ。
数時間後。
『俺も』
紅羽
『“俺も”じゃないのよ!!』
ーーー数日後。
ーー莉桜side.
4人集合。
場所は夜の大学。
芝生。
コンビニで飲み物買って。
並んでベンチに座る。
「全員そろったね」
「お疲れ」
ジュースで乾杯。
ここで初めて
全員第一志望内々定
を実感する。
紅羽泣く。
「やばい、嬉しい」
私もつられて泣きそうになる。
「まだ卒業あるけどな」
新は呆れたように笑う。
「現実戻すな」
琉生はそんな新たに即座に突っ込む。
4人で笑う。
そして将来の約束。
「社会人になっても集まろ!」
紅羽が笑って言う。
「月一くらい?」
新。
「週一」
琉生。
「無理」
新が即答。
笑い声が上がる。
「でも定期的に会いたいなぁ」
私はポツリと呟く。
「約束ね!!!」
4人で手を重ねる。
「約束!」
そしてみんなで笑い合う。
その時。
いつものスマホLINE通知。
湊からのLINE。
『着いた』
「あ、ごめん迎え来たから行くね」
「もう?」
紅羽が驚く。
「ごめん!またね!」
私は手を振ってその場を離れた。
