カフェオレ



「沙良。」


「…あ。優一!」


あたしに近づく優一。

なんだか優しい気持ちになる。


「おはよ。さっきの授業、だるかったわ~俺あの先生嫌い 笑」

「あたしも~なにかとしつこいし。」



優一は、あたしがテストの話で傷つくことを知ってるのか、
なにも聞かない。


ただ、それだけで


気持ちがすうーっと
楽になるよ。







でも、実は
優一にもまだ言ってない

学校が嫌いな理由が
もう1つあるんだよね。