色褪せて、着色して。Ⅷ~スノードロップ編~

「ただいま戻りましたあ~」
 大声で太陽様が言った。
「おかえりなさいませ」
 満面の笑みでバニラが迎えてくれる。
「太陽様。上着はもう少しお待ちください。夕飯までどうぞ、お休みくださいな」
「すんません。何から何まで…」
 と言って太陽様はバニラにぺこりと頭を下げて。
 2階へと上がっていく。
 バニラはこっちを見ると、どうでした? とばかりに目をキラキラさせてこっちを見てきたのだった。