夜に咲くしおれ桜

「あ、あの、あのっ、」

う~、きこえ、た、かな?

「え?なに~?」

「あ、えっと、ハンカチ落としましたよっ!」

い、言えたぁぁぁ

すると、女の子はアワアワしながら、

「え、うそ、…、ほんとだっ!」

会ってたみたいで良かった~

「まじで、ありがとっ!」

「い、いえいえ、とんでもないです」

できればこのまま仲良くしたいっ!

「ねぇ、これもなにかの縁だしさっ!
一緒に遊ばない?」

え、いいのかな…

「い、いいんですか?」

「もちろん、おけ~よ」

「じゃ、じゃあ、よろしくお願いします」

女の子は、驚いたように、

「なんで、敬語~?」

あ、つい癖が…

「癖でね、あ、名前って何て言うの?」

あ、自分から、言ってない…失礼だったかな

「ん?あー、つぼみだよ~ん」

つぼみちゃん、かぁ、可愛い名前

「あ、えっと、雪姫です」

い、言えたけど、…

「ゆきちゃんねっ!よろしくね」

「はいっ!よろしく」