高校から予備校に変わっただけで、毎晩は変わらない。
やっぱり大学いきたいし……。

そんな毎日。
ミチヲに連絡したくても、アイツにケータイとりあげられて。
絶望……。
アタシは、静かに感情を殺していきるしかなかった。

運命の日。
予備校からの帰り道、ミチヲが待ってた。
ミチヲは、笑ってアタシの手を握った。
オレンジ色のアパート。
ミチヲは、実家でて酒屋でバイトして暮らしてる。

アタシも、家を出た。
ミチヲと二人で暮らす。
幸せな生活。

だけど、あんまり長く続かなかった。

転換の日。
アイツが探しだした。アイツは、アタシたちの秘密の楽園に土足で入ってきた。
ミチヲをぼこぼこに殴る。

アタシは、泣き出した。
だけど、もうイヤ!!
アタシは、キッチンから包丁を持って、アイツの背中を刺した。
アイツは、血を流して転がる。
アタシは、へたりこんだ。
ミチヲは、起き上がると包丁を握った。
ミチヲは、もう一度アイツを刺した。
ミチヲは、にっこり笑うとタクシーを呼んだ……。


ミチヲは、一人で警察に行った。
アタシのために、全部罪をかばってくれた。
アタシも警察に事情聴取されたけど、ミチヲに言われたとおりにした。
ミチヲは、少年院にいった。