「………」 「………」 絡まる視線。 重なる手にぎゅっと力が込められる。 「なぁ」 「なに?」 「俺のところ、来いよ」 「え……?」 「瑞生のとこ、出ろ。仕事も全部辞めて、シトウに来い」 「……シトウに?」 「ずっと俺のそばにいろ」 唐突すぎる話。 理解が、追いつかない。 AnBarを、出る……? 「金に不自由はさせねぇし、住む場所も用意する」 「………」 「瑞生には俺が話をつける」