その様子を見て、地下の売人は自分の判断は正しかったと歓喜した。 コイツらの手のひらの上で転がされるなんて、真っ平御免だ。 紫藤は頭を掻きむしりながら、うわ言のように呟く。 「俺が……俺が、今度こそ、守ってやらねぇと……」 地下の売人は、その瞬間、腹を決めた。 「………」 やっと見つけたんだ。 ……あの人だけは、絶対に渡さない。